私たちは日本という素晴らしい国に生まれ、その良い伝統や慣習を父母や祖父母、それ以前の世代から受け継ぎ、そしてそれを次の世代へと渡していく役割を担っています。各地域で保存している有形無形文化財をはじめ、その地域でしか伝えて行くことのできない伝統文化は数多く存在します。寺社の祭の伝統もまた多くの人の手で守り伝えて行かなければなりません。そうした多くの人の努力を後押しし、私たちにとってかけがえのない大切なものを守れるまちにしていきます。

　まちは何もしなければ衰退していきます。わるいところは改善し、いいところは発信していく。そうした動きを積極的におこなうことで、多くの人を巻き込み、まちは活性化していきます。地域の人がそれぞれの得意分野で活躍できる場を作ったり、遠くに出かけなくても楽しいイベントで遊んだり、自然豊かな地域の良いところを再発見したり、歴史にスポットライトを当てて地域の違った一面を見つけたりすることで、多くの人がお互いに出会い、世代を超えた交流が生まれ、新しい人と人とのつながりが生まれます。そうした顔の見える付き合いができる地域が形成され持続していくことが、地域のさらなる活性化に繋がるのです。

 　子育ての大変さは味わってみなければわかりませんが、子育てから得られる幸せもまた味わってみなければわかりません。大変だけどそれ以上にやりがいがあるのが子育てであるべきです。歩道がガタガタでベビーカーでの移動大変、雨の日になると遊びに行く場所もなく大変な思いをしているなど、親御さんの声も数多く聞いています。そうした一つ一つの声にしっかりと耳を傾けます。子育ての大変な思いを少しでも柔らげ、子どもがいて良かったと思えるまちにしていきます。
　いくつになっても安心して暮らせるまちとはどんなまちでしょうか。少子高齢化が進む日本で、社会保障のあり方、医療介護のあり方は新たな局面を迎えています。私たちの地域が今まで経験したことのない高齢化社会にどう向き合うかが改めて問われているのです。地域の方々や医療や介護に携わる多くの専門職の方々と共に、どうしたら子どもからお年寄りまで地域で見守る体制づくりができるのかを考え、実現に向けて力を注いでいきます。